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ヴィーナス堕落

夜も半ばを過ぎたころ、街の外れに3人の少女たちがいた。
その少女たちからは妖艶なエナジーがあふれ出しており、常人ならば彼女たちに近づいただけでもその虜になってしまうだろうと思われた。

「次はセーラーヴィーナスを堕とす。今回は私が直接闇の下僕にしてあげるわ」
少女たちの中でも特に強力な力を持ち、かつ並外れた美貌と妖しさを持つブラックレディが言った。

「ああ・・・、うらやましいわ、ヴィーナス。ブラックレディ様に直々に堕落させていただけるなんて・・・」
ブラックレディに跪いている青いショートヘアーの少女、ダークマーキュリーがいやらしく指をくわえてつぶやいた。
以前の彼女からはとても想像できない仕草だ。

「ふふ。彼女にも闇の力の素晴らしさをたっぷりと教えてあげましょう」
同じく跪いている長い黒髪の少女、ダークマーズが蕩けるような声で言った。





「どうしたのレイちゃん、亜美ちゃん?急に呼び出したりして」
美奈子は何の疑いも無くレイと亜美の呼び出しに応じた。しかし、彼女は二人の様子が普段と違うことにすぐに気がついた。
「二人共なんか変よ?いやな事でもあったの?」

「ふふ・・・。いえ、とても素晴らしいことよ。今までの自分なんてどうでもよくなるくらいに」
亜美が囁くように答える。

「あなたにもすぐにわかるわ。そして二度と離れられなくなるの」
レイが妖しく微笑む。

「一体どういうことなの?亜美ちゃん?レイちゃん?」
美奈子が怪訝な顔で尋ねた。

「それは私が教えてあげるわ。セーラーヴィーナス」
不意に別の声が聞こえた。美奈子が振り返ると、ブラックレディが彼女のすぐそばに立っていた。

「ブラックレディ!どうしてあなたがここに?」
まったく状況を理解できない美奈子だったが、とりあえず何をするべきかはわかっていた。
「ヴィーナススターパワー、メイクアップ!」
セーラーヴィーナスに変身してブラックレディと対峙する。

しかし、そのあと信じられない言葉が美奈子の耳に飛び込んできた。
「ダークマーキュリーパワー、メイクアップ!」
「ダークマーズパワー、メイクアップ!」

亜美とレイがいたところにはセーラー戦士の衣装を淫らに作り変えたようなものに身を包んだかつてのセーラーマーキュリーとセーラーマーズがいた。二人の額にはブラックムーンの逆さの月のマークが浮かび上がっており、彼女たちが闇に身をささげたことをはっきりと示していた。

「そんな・・・。セーラーマーキュリー、セーラーマーズ・・・」
突然味方が敵に回ってしまったこと、そして彼女たちの前に孤立してしまったことに戸惑い、ヴィーナスは弱々しく言った。

「怖がる必要なんて無いのよ。美奈子ちゃんもすぐにブラックレディ様の下僕になって、闇の力を存分に味わえるんだから」
ダークマーズがそう言うのを聞いて、ヴィーナスはようやく状況を理解した。ブラックレディのほうに向き直り、彼女をきっとにらみつける。
「マーズとマーキュリーを洗脳したのね。すぐに二人を元に戻してもらうわ」
おびえた様子から一転して、ヴィーナスは勇敢にブラックレディに立ち向かっていった。
「ヴィーナスラブミーチェイン!」

しかし、ブラックレディはヴィーナスの渾身の一撃を軽々と防いだ。
「ふふ。無駄なことを」

「くっ!どうすればいいの?」
ヴィーナスの顔に再び困惑の色が浮かぶ。

「えっ?」
突然の出来事にヴィーナスはまったく反応できなかった。
「ああああああ!」
背後から闇のエナジーを浴びせられたのだ。

痛みをこらえて振り返ると、妖艶に微笑むダークマーキュリーとダークマーズの姿があった。
「マーキュリー、マーズ・・・。正気に・・・戻って・・・」

「何を言ってるの?私たちは正気よ。ブラックレディ様に闇の力の素晴らしさを教えていただいて、本当の自分になれたの」
ダークマーキュリーが軽蔑するような目でヴィーナスを見て言った。

「完全に心を変えられてしまったのね。なんとかしないと」
ヴィーナスがブラックレディのほうに向き直るやいなや強烈な闇のエナジーが放たれた。
「んああああああああ!」

「ああ・・・。ブラックレディ様のエナジーを直接浴びせていただけるなんて。本当にうらやましいわ」
ダークマーキュリーがとろんとした表情でつぶやく。

「さて、そろそろ闇の力が体になじんできたかしら?」
ブラックレディが尋ねる。

「誰がこんなものに負けるもんですか!」
強気で答えたものの、ヴィーナスは確実に闇の力に冒され始めていた。
(何なのこの感覚は・・・。さっきまで苦しいだけだったはずなのに、気持ち・・・いい・・・。・・・いや、駄目だわ!惑わされては。でも・・・)

「我慢する必要は無いわ。一度闇を受け入れてしまえば、永遠にその快楽を味わえるのよ」
ダークマーズもヴィーナスを誘惑する。

「ああ・・・あ・・・んっ!あっ!いいっ!」
ヴィーナスの表情がいやらしいものになり、彼女が闇の力の虜になったことを証明した。
「はあ・・・はあ・・・んっ!ああんっ!ブラックレディ様!私もマーキュリーやマーズと同じ闇の戦士にしてくださいっ!お願いです!」

「ふふ。案外あっけないものだったわね。いいわ。あなたの望むとおりにしてあげる」
ブラックレディはヴィーナスに注いでいた闇のエナジーをさらに強力にした。

「ああ・・・いい!気持ち・・・いいの!闇の力・・・、もう・・・離れられないわ!んっ・・・はあ・・・あああああああああああ!!」
やがて絶頂を迎えるようにして大きな喘ぎ声を上げると、ヴィーナスはそれまでとは別の存在になっていた。邪悪なオーラが彼女を覆っている。
「あは!素晴らしいわ。全身に闇の力があふれてる」
額のブラックムーンのマークが彼女が闇に堕ちたことを示している。

「さあ、自分のあるべき姿がわかったら、次にどうすればいいかわかるわね」
ブラックレディがさっきまでとは打って変わって愛撫するような優しい声で言った。

「はい。私は闇の戦士ダークヴィーナス。ブラックレディ様の下僕として永遠に忠誠を誓います。ブラックレディ様の手駒として使われるのが私の至上の快楽です」
闇の手先として生まれ変わったヴィーナスはブラックレディの前に恭しく跪くと、その手にキスをした。

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私こういう話大好き
もっと書いて下さいm(_ _)m
お願いしますm(_ _)m

No title

≫セーラームーンさん

コメントありがとうございます。

ブラックレディ様の魅力に引っ張られて書いてみました。

この手のストレートな悪堕ちは大好きなので、書けるだけ書いていきます。
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